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パルマ イタリア美術、もう一つの都展

先日、上野の国立西洋美術館で開催中の『パルマ展』に行きました。
古い時祷書も展示されているということだったので、以前からずっと行きたかった展示で、
やっと行くことができました。


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パルマといえば、生ハムやサラミが特産だけど、やっぱりパルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザンチーズ)でしょう。
展示場のミュージアムショップにも、生ハムやチーズ、バルサミコなんかも販売されていました。思わず買おうかと思っちゃいましたよ。
食だけでなく、音楽でも知られています。
トスカニーニやヴェルディは代表的です。

今回の展示は聖書や神話が中心。
キリスト教信者じゃないし、聖書も読んでないので知らなかったことが多く、今回の展示で知ったことも少なくありません。
代表画家は、コレッジョとパルミジャニーノ。
今回は、16世紀ルネッサンス期~17世紀バロック期の約100点の作品たちです。

まず最初の展示に、しばら~く時間を費やしてしまいました。
3~4冊の大小美しい手書き時祷書や聖歌集が鎮座!
書体はルタンダ体やゴシック体。装飾文字にはフィリグリーもあしらわれ、金箔もきれいに残っていて美しっ!
他のページも見たぁ~~~い!



【聖ルチア】


「サンタ・ルチア」と言ったらわかりやすいかもしれないですね。歌にもありますよね。
殉教した信者の聖ルチアは、そのしるしにシュロを持って描かれます。
また、「ルチア」は光を意味するため、眼病に対する守護聖人とされ、目玉が乗せられた皿も一緒に描かれることもあります。
これを知らずに見ていて、なぜお皿に目玉??と、それこそ目をまんまるにして見てしまいました。
もしかしたら、「ルチア眼科」なんてあるかも?!(笑)

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【マグダラのマリア】


裕福な家庭出身のマリアが所有していた土地の名前、"マグダラ"が名前の由来です。
キリストの脚を自分の涙で洗い、香油を塗ったという言い伝えから、キリストの足元に描かれることが多く、香油壷が彼女のしるしとなっています。


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今回出展のこの作品では、左がマグダラのマリアで手に香油壷を持っていますね。
右の女性は殉教を意味するシュロと皿の上の目玉を持っているので、聖ルチアだとわかります。

【聖マルガリータ】

やはり殉教した聖女。迫害を受け、牢に閉じ込められます。その牢で待ち構えていた龍に襲われますが、十字を切ると龍は消え去った、ということから、十字架と一緒に描かれます。

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この画像の左下にいるのがマルガリータ。
龍の絵、見えるかな?

【聖ペテロ】

これは有名ですね。
キリストから天国の鍵を与えられ、ペテロというのが石を意味することから、鍵や石と一緒に描かれることが多いのです。

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【聖ルカ】

聖母マリアを描いた、と言われることから、美術の守護聖人とされています。しるしである牛と一緒に描かれます。

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彼の後ろに牛さん、見えますか?



このように、聖者によっていろいろな象徴があるので、それを見ればその人が誰かというのがすぐわかるようになっているんですね。他にもまだまだあります。
このサイトがわかりやすいので、ちょっと調べてみては?

西洋絵画の聖女


よくある音声ガイドは、今回はオペラ歌手の錦織健さんの声です。
(私は借りませんでしたけど…)

8月26日まで
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by uncial | 2007-08-03 11:36 | アートなこと