人気ブログランキング | 話題のタグを見る

普段着のカリグラファーSao


by uncial
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

挿絵本のたのしみ 近代西洋の彩り

絵本や挿絵が好きな私。
うらわ美術館は、よく絵本関係の展示をするけど、今回は「挿絵本のたのしみ 近代西洋の彩り」展があると知り、チケットをネットオークションで破格値でゲットし、埼玉の友人を誘って、今日行ってきました。

挿絵本のたのしみ 近代西洋の彩り_d0037951_0264393.jpg


19~20世紀初頭の、印刷技術を最大に使った、美しい挿絵が描かれた書物たち。
博物誌や旅行記など、人々が新しく発見したものを文章だけでなく、形や色で表現する必要から精密な絵を描くようになり、驚きと夢想を見るものに与える。なんと、約300点もの展示で、大作が展示される絵画展とは違い、書物という小さな展示物ではありましたが、かなり見ごたえがありました。
コンピューターや印刷技術が発達している現代ならば、どんな表現でもできますが、19世紀の印刷技術で、これだけの美しい色や文字組、装丁ができるというのは、ただただ感嘆。

中でも特に気に入った作者は、A.マルティ、J.-J.グランヴィル、V.アンジェロ。どれも、色合いと線の流れが好みでした。
他にも、写本を元に書かれたものや、ケルト文様が書かれたものなどもあり、興味深い展示でした。
by uncial | 2006-02-11 23:08 | アートなこと